カート
ユーザー
絞り込む
カテゴリー
グループ
コンテンツ

ワイン産地について

フランスは世界のワインの縮図  

map

ワインのことを体系的に知りたいと思ったら、まずはフランスから始めてみてください。なぜならフランスは「世界のワインの縮図」とも言われる国だからです。フランスには、ワインの世界で良く使われる4種の気候が1つの国に存在し、10のワイン生産地方それぞれに異なるワインの特徴がみられます。

だから、フランスの主要な生産地方の風土やぶどう品種、味わいの特徴をおさえておけば、他の国のワインを飲んだ時も、フランスワインを基準にして、ワインの味を予測したり評価したりできるようになります。例えば、「このカルフォルニアのシャルドネは、フランスでいえばブルゴーニュのニュアンスだけど、それよりもやや果実味が豊かで樽の香りが強いな」という風に表現できます。

それでは、フランスの10の生産地方の特徴を、それぞれみていきましょう。

※ 当店でのお取扱いがないワインの産地もご紹介しています。予めご了承ください。

ボルドーのワイン

ボルドーは、フランス南西部に位置するボルドー市を中心に広がる、ブルゴーニュ地方と並ぶ2大銘醸地です。 北緯は45度で、日本でいえば稚内と同じくらいの緯度ですが、大西洋を流れる暖流の影響で、緯度のわりには温暖な地方です。造られるワインの9割は赤ワインです。

ボルドーのワインはいかり肩の形をしたボトルが使われます。赤ワインは濃い赤紫色で、グラスに適正量を注いで上からのぞくとワイングラスの底が見えないぐらい色の濃いものがほとんどです。味わいは強めのアタックと渋味が特徴で、熟成が進むと渋味がまろやかになり、香りも豊かになっていきます。 ボルドーのワインは複数種のぶどうをブレンド(アサンブラージュ)して作られます。赤ワインならカベルネ・ソービニョン、メルロー、カベルネ・フランなどが使われます。

地域とワインの特徴を大きく捉えると、ジロンド川の西側(左岸)にあるメドック地区は砂利質の土地でカベルネ・ソービニョンの栽培に向いており、ワインもカベルネ・ソービニョン主体のものが多くなります。一方、ドルドーニュ川の北側(右岸)にあるサンテミリオン、ポムロール、フロンサック地区の土壌は粘土質で、メルロー主体のワインが多くなります。

白ワインは、ソーヴィニョンブラン、セミヨンから作られます。また、南側のバルサック・ソーテルヌ地区では、セミヨン品種から甘口の貴腐ワインが造られています。

ボルドーでは、ワインの格付けがぶどう畑ではなく畑の所有者(シャトー)ごとにされるのも特徴です。

ももクラでの、フランス・ボルドー地方の取り扱いワイン

赤ワイン 白ワイン

ブルゴーニュのワイン

map

パリの南西に位置するブルゴーニュ地方は、北の飛び地のシャブリ地区と、ブルゴーニュ最大の都市ディジョンから南のリヨンまでの南北200kmに細長くブドウ畑がひろがっています。 気候は大陸性気候で、夏は暑く冬は冷え込みが厳しいため、天候がぶどうに与える影響が大きく、ブルゴーニュのワインはぶどうの収穫年(ヴィンテージ)の違いが出やすいと言われています。

ブルゴーニュのワインは単一品種のぶどうから造られ、なで肩の形をしたボトルに入れられます。 ブルゴーニュの赤ワインはピノ・ノワールまたはガメイから造られます。色は鮮やかなルビー色で、ワイングラスに適量を注いで上からのぞくとグラスの底が見通せます。ピノ・ノワールから造られたワインは、時間とともに香りや味わいが変化していくのも楽しみの一つです。

ブルゴーニュの白ワインはシャルドネから造られます。樽で熟成させることで生まれるエレガントな香りと味わいが特徴です。同じ産地のシャルドネ種から造る白ワインでも、造り手がどれだけ樽の香をつけるかによって、味わいが大きく変わるので、ご自身の好みの樽のかかり方を見つけてください。ブルゴーニュの各地域の一部で栽培されているアリゴテからは、キリリとした酸味を楽しめるワインが作られています。

ブルゴーニュの最南にあるのがボジョレー地区です。ボジョレー・ヌーボーで有名ですね。花崗岩質のこの地区では、ガメイから赤ワインが作られます。

ブルゴーニュの格付けは、生産者や所有者ごとではなく、畑ごとに格付けがされているのもボルドーとの違いです。

ももクラでの、フランス・ブルゴーニュ地方の取り扱いワイン

赤ワイン 白ワイン

シャンパーニュのワイン

map

シャンパーニュ地方はフランスのブドウ栽培の北限で、冷涼な気候と石灰質の土壌が特徴です。中心都市のランスの大聖堂では長年フランス国王の戴冠式が行われていて、その祝宴にシャンパーニュが出されていたこともあり、「お祝いにはシャンパーニュ」のイメージが定着しています。  日本では、スパークリングワイン全般のことを、シャンパーニュとかシャンパンと呼ぶ方が多いですが、本来「シャンパーニュ」を名乗ることができるのは、シャンパーニュ地方できちんとした法律に則って造られたワインのみです。

なぜシャンパーニュの値段が高いかといえば、美味しいからです。そして、なぜ美味しいかというとそれだけ手間と時間をかけて造られているからです。ぶどうは全て手摘みで収穫すること、瓶の中で繊細な泡を作る瓶内二次発酵という方式で作られていること、最低15ヶ月は熟成させること、これらが義務づけられていることが、シャンパーニュが特別なワインたる所以です。

シャンパーニュに使われるぶどう種は、黒ぶどうのピノ・ノワールとピノ・ムニエ、白ぶどうのシャルドネです。スタンダードなシャンパーニュは、この3種をブレンドして作られます。またシャンパーニュには一部のものを除いて、ヴィンテージの記載がされていません(このサイトでもN/V:ノンヴィンテージと記載しています)。これはシャンパーニュが、収穫年の異なるぶどうから造ったスティルワイン(通常の非発泡性ワイン)を調合して造られているからです。冷涼な地域なので、年によってぶどうの収穫量や味にばらつきがでやすいのですが、そんな中でも毎年期待通りの味のシャンパーニュを作るために、調合(アサンブラージュ)技術が発達したのです。ただし一部シャンパーニュにも収穫年が書かれたものがあります。良いぶどうができた年は、その年のぶどうだけを使って特別なシャンパーニュを造ることがあるのです。そうしたシャンパーニュのことを「ミレジメ(ミレジム)」といいます。

ももクラでの、フランス・シャンパーニュ地方の取り扱いワイン

シャンパーニュ

ロワールのワイン

全長約1000kmもあるロワール川沿いに広がる一帯がロワール地方です。大きく4つのエリアにわかれ、それぞれのエリアで気候も地質も栽培される品種も異なります。美しい古城もあり、フランスらしい景観が広がるエリアでもあります。

ロワール川の最下流に位置するペイ・ナンテ地区では白ぶどうのミュスカデが栽培されています。日本で作られる甲州に似て、品種独特の香りが控えめなので、さわやかな酸のあるさっぱりとした味わいのワインとなります。

その上流に位置するアンジュー・ソミュール地区と、更に上流のトューレーヌ地区では、白ブドウのシュナンブラン、黒ぶどうのカベルネ・フランやカベルネ・ソービニョンからワインが造られています。

ロワール川の最上流に位置するサントル・ニヴェルネ地区では、サンセール、プイィ・フュメといったソーヴィニヨン・ブランから造られる白ワインが有名です。どちらもキリッとした酸味と火打ち石とも表現されるミネラル感が特徴です。 赤ワインは、隣接するブルゴーニュ地方と同じくピノ・ノワールまたはガメイから造られます。

ももクラでの、フランス・ロワール地方の取り扱いワイン

白ワイン

アルザスのワイン

アルザス地方はフランス北東部のドイツとの国境近くに位置する南北100kmの産地です。標高が高く寒暖の差が激しい地域で、生産しているぶどうの9割以上が白ぶどうです。 ドイツと近いこともあってドイツワインと似た特徴がみられます。細くて長いボトルの形もドイツと同様です。単一品種で造られたアルザスのワインのラベルには品種名が書かれています。ブレンドされたワインのラベルにはGentilと書かれています。

代表的な品種はリースリングです。アルザス料理は日本の家庭料理の味に近いので、アルザスのリースリングは日本食との相性も抜群です。酸味豊かで香りや味わいの要素が多いの が特徴です。そのほか、ミュスカ、ピノ・グリ、ライチの香りが特徴のゲビュルツトラミネールといった白ぶどうが栽培され、味わいも辛口から甘口まで様々です。赤ワインはピノ・ノワールから造られます。

ローヌのワイン

フランス南東部のローヌ川両岸に南北200kmにわたって広がるローヌ地方は、生産されているぶどうの9割近くが黒ぶどうです。北部(北ローヌ)と南部(南ローヌ)に別れ、それぞれ特徴が大きく異なります。 北部は大陸性気候で急斜面が多く、南部は地中海性気候で丘陵地が広がります。北部では多くはシラーを中心に単一品種で造られ、南部では多くはグルナッシュを中心に複数の品種をブレンドして造られます。シラーを使った北ローヌの代表的なワイン、コート・ロティやエルミタージュは、オーストラリアのシラーズから造るワインよりもボディが控えめできめの細かい上品な味わいです。 南ローヌのワインを代表するシャトーヌフ・デュ・パフは、最大13種類もの品種をブレンドして造られています。

ももクラでの、ローヌ地方の取り扱いワインはこちら

赤ワイン

プロヴァンス/コルスのワイン

map

南仏のマルセイユからニースまでの一帯がプロヴァンス地方です。 土壌が豊かで、温暖な地中海性気候でぶどうが良く育ちます。ここはフランス最大のロゼワインの産地で、プロヴァンスの郷土料理のブイヤベースやラタトゥイユをはじめ、地元ではどんな料理にもロゼワインを合わせます。有機栽培農法の比率がフランスで最も高い地方でもあります。栽培されるぶどう種はローヌ南部と似ています。

コルス島はイタリアのサルディーニャ島のすぐ北にあり、ぶどう畑は島の海岸沿いにドーナツ状に分布しています。白とロゼは比較的さっぱり、赤はボディがしっかりしたものが多いです。イタリアに近いこともあり、黒ぶどう種は原産種のほか、サンジョベーゼ(コルスではニエルキオと呼ばれる)も栽培されています。

ももクラでの、プロヴァンス/コルス地方の取り扱いワインはこちら

ロゼワイン

ランドック/ルーションのワイン

プロヴァンス地方の西側に位置するラングドッグ地方は、晴れの日が多い地中海性気候。実はここがフランスワイン最大の生産地で、フランスワインの約2割がラングドックで生産されています。 グルナッシュやムールヴェドル、シャルドネをはじめ、多様な品種のぶどうが栽培され、酸味がおだやかな白ワインや、果実の凝縮感にあふれる赤ワインなど、リーズナブルなワインがたくさん造られています。 ラングドックの南西に隣接するルーション地方では、主に酒精強化ワインが造られています。

シュド・ウエスト(南西)のワイン

ボルドーの東側からスペインとの国境あたりまでの一帯がシュド・ウエスト(南西)地方です。ボルドーに近い地区ではボルドーと同じぶどう品種が栽培され、その他の地区では土着品種が栽培されています。中でも代表的な品種はマルベックで、この黒ぶどうを使って造られるカオールが有名で、色が濃いことから黒ワインとも呼ばれます。ただしこの地方全体では白ワインのほうが多く生産されています。

ジュラ/サヴォワのワイン

スイスとの国境近くのアルプス山脈の山あいに位置する半大陸性気候の冷涼な産地です。ジュラ地方で造られるワインは特徴的で、赤、ロゼ、白の他に、黄ワイン(ヴァン・ジョーヌ)、藁ワイン(ヴァン・ド・パイユ)があります。黄ワインは文字通り黄色をしたワインです。藁ワインは藁の上でぶどうを乾燥させて干しぶどう化させてから造るワインで、琥珀色でシェリー酒のような香りがします。白ぶどうではサバニャンを中心にシャルドネやピノ・ブラン、黒ぶどうではプールサール、トュルソー・ピノ・ノワールが栽培されています。チーズフォンデュ発祥の地、サヴォワ地方のワインは日本での流通は少ないですが、シャスラ種から造られたさっぱりとした白ワインが代表的です。

イタリアのワイン造りの歴史はフランスよりも長く、紀元前8世紀に古代ギリシャからワイン造りが伝えられたとされています。温暖で日照時間も長くぶどうが育ちやすいことから、当時のギリシャ人はイタリア半島をエノトリア・テルス(ワインの大地)と讃えたといわれています。

イタリアでは、20州の全てでその土地の特徴を活かした個性的なワインが作られています。固有のぶどう品種もたくさんあります。全体的な傾向としては、北部の山の麓では冷涼な土地で育ったぶどうから造られる繊細なワインが、南部は太陽をたっぷり浴びたぶどうから造られる果実味豊かなワインが多いです。

ピエモンテ州は、アルプス山脈の麓の南側にある州で、イタリアワインの王と言われるバローロ、女王と呼ばれるバルバレスコがあります。どちらも黒ぶどうのネッピオーロから造られる赤ワインで、やや枯れた淡いルビー色、繊細な香り、しっかりとしたアタック、適度な渋みと余韻が長く続く素晴らしいワインです。白ワインではコルテーゼから作られる透明感のあるフルーティな味わいのガヴィを楽しんでください。

トスカーナ州は、イタリア半島の中部に位置し、ワイン生産量の9割が赤ワインです。ピエモンテ州のワインが単一品種から作られるのに対して、トスカーナ州では多くの場合複数種のぶどうをブレンドしてワインを造ります。トスカーナの代表的なワインといえばキャンティ。主要品種はサンジョベーゼで、ベリーとハーブの香り、しっかりした酸味と渋味が特徴の赤ワインです。

ももクラでは、開店当初はイタリアの2大銘醸地といわれるピエモンテ州とトスカーナ州のワインを扱っています。

ピエモンテ州 赤ワイン   白ワイン

トスカーナ州 赤ワイン